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B

信頼度ランク

S 公式ソース確認済み
A 成功実績多数・失敗例少数
B 賛否両論
C 動作未確認・セキュリティリスク高
Z 個人所感

AWS試験の最後2択: 迷ったときの比較チェックリスト

同系統サービスの差分は責任範囲・拡張性・監査性で比較する。

一言結論

同系統サービスの差分は責任範囲・拡張性・監査性で比較する。

前提: この論点がなぜ難しいか

同系統サービスの差分は責任範囲・拡張性・監査性で比較する。 ただし試験問題では、同じキーワードでも「制約の強さ」「優先順位」「既存環境の有無」で正解が変わります。最後の2択の決め方を単体テクニックとして覚えるのではなく、要件読解フレームに統合することが高得点の近道です。

まず読む順番(網羅フレーム)

  1. 必須制約: 法規制、暗号化、停止許容、データ保持、地域制約。
  2. 優先指標: 可用性・性能・コスト・運用負荷のどれが最上位か。
  3. 責任分界: 顧客運用が増える案か、マネージド移譲できる案か。
  4. 移行現実性: 既存システムへの影響と切り戻し可能性。
  5. 将来拡張: 利用者増・リージョン拡張時に破綻しないか。

この5点のうち、設問に明記されたものを最優先します。未記載要件を勝手に補うと誤答率が急増します。

具体例: 4択問題を実務的に解く

問題の想定条件

  • 2週間以内に導入
  • 運用担当は少人数
  • 監査証跡は必須
  • ピーク時だけトラフィック増加

選択肢の見方

  • 自前構築で自由度が高い案: 導入期間と運用負荷で不利
  • マネージド案: 初期導入と監査対応で有利
  • 最高性能案: 要件以上の過剰設計で減点対象

判断テーブル(最終2択で使う)

判定軸候補A候補Bどちらを残すか
制約遵守すべて満たす一部あいまいA
運用負荷低い中〜高A
コスト予測従量課金中心常時固定費A
監査容易性標準ログで追跡可追加実装が必要A

深掘り: 最後の2択の決め方で差が付く実戦ポイント

  • 指示語の重み: must / require / ensure は最優先、prefer / consider は二次。
  • 否定系の変換: NOT/LEAST/EXCEPT は正解条件を反転して読み直す。
  • 過剰設計の見分け: 要件にない高可用・高性能を理由に選ぶと誤りやすい。
  • 責任分界の確認: セキュリティと運用は「機能の有無」ではなく「誰が担保するか」で比較する。
  • コスト比較の粒度: 初期費用だけでなく、1年運用時の人件費と監査費を含める。

ニッチ補足(上級者向け)

  • 「グローバル配信」と「マルチリージョン必須」は同義ではない。
  • 「低レイテンシ」はP99遅延を意味することが多く、平均値比較は危険。
  • 「最小運用」は監視・パッチ・バックアップの担当工数まで含めて判断する。
  • 既存オンプレ資産がある設問では、段階移行(strangler/parallel run)を示す選択肢が強い。

1週間の学習ドリル

Day1-2: 20問を制約/目的/非機能で再ラベリング
Day3-4: 誤答を「過剰設計」「要件不足」「責任分界ミス」に分類
Day5:   最終2択だけを集め、15秒で根拠説明する練習
Day6-7: 同テーマを英語問題でも解き、キーワード感度を上げる

よくある失敗と修正方法

  • 失敗: サービス名の知識量で選ぶ。
    修正: 先に要件を判定軸に変換し、サービスは後置。
  • 失敗: すべてを高可用に寄せる。
    修正: RTO/RPOやSLAに明記がない限り、最小構成を優先。
  • 失敗: 読み切れず時間切れ。
    修正: 先に明確な違反選択肢を消して残り2択へ早く到達する。

まとめ

AWS試験の最後2択: 迷ったときの比較チェックリスト は暗記ではなく、判定順序の再現性を作るための技術です。制約→除外→比較→根拠説明の4ステップを固定すれば、難問でも安定して正答に近づけます。